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「ネフローゼ症候群の治療とTDM」

治療濃度域が限定されている薬剤の適正使用には豊富な臨床データが不可欠

聖マリアンナ医科大学腎臓・高血圧内科教授 木村健二郎

聖マリアンナ医科大学小児科助教授 生駒雅昭

聖マリアンナ医科大学病院薬剤部長 増原慶壮


ネフローゼ症候群にはさまざまな病型があり、経過や治療法も異なる。
自覚症状としては浮腫が主としてみられるが、それ以外には目立った症状を認めないため、その進行を軽視しがちであり、患者さんには入院や治療の必要性を十分理解してもらうことが、治療の第一歩として重要なカギを握る。
薬物療法においてはステロイドが主として用いられるが、ステロイドで効果が得られない患者さんや重篤な副作用のためステロイドを使用できない、または減量したい患者さんの治療には、免疫抑制薬が頻繁に用いられている。とくに、シクロスポリン製剤は有効な治療薬として確立されており、そのTDM(Therapeutic Drug Monitoring)など、薬剤師に期待される役割は大きい。
そこで今回は、成人のネフローゼ症候群について木村先生に、小児については生駒先生にご解説いただくとともに、よりよい薬物療法を実践するための医師と薬剤師のパートナーシップのあり方を、増原先生に探っていただいた。

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「ネフローゼ症候群の治療とTDM」
蛋白尿と低蛋白血症を伴うネフローゼ症候群
QOLの改善と社会復帰が最終的な治療目標
治療方針は糸球体疾患を特定してから決定(成人の場合)
ステロイド長期投与による副作用対策が課題
免疫抑制薬の積極使用でステロイドの減量を図る
医師と薬剤師の共同研究でネオーラル食前投与の有用性を検討
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