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ホーム >> FAQ >>10.慎重投与

【Q】「腎機能障害のある患者」が慎重投与の理由は?

【Answer】

腎障害、特にクレアチニン値上昇、BUN上昇はシクロスポリンで比較的高頻度にみられる副作用です。
シクロスポリンによる腎障害の機序は、主に輸入動脈の収縮による腎血流量低下、糸球体ろ過量の低下によると考えられます。また、シクロスポリンによる腎障害の病変部位は主に尿細管と血管で、それぞれが形態学的な変化の有無により機能性腎障害と器質性腎障害に分類されます。
シクロスポリンによる腎障害の多くは機能性腎障害、器質性尿細管障害で、減量または休薬する等の処置により改善します。器質性血管間質障害のようなしばしば不可逆的な腎障害も知られていますが、通常、機能性腎障害に引き続いて起こるため、早期に上記の処置を行うことが重要です。
なお、腎移植後の患者ではクレアチニン値、BUNの上昇が拒絶反応によるものか、シクロスポリンによる腎障害かを十分に検討して下さい。
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