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ネオーラル文献紹介

【標題】Pharmacological Studies on Ciclosporin

【雑誌名】村田 誠ほか:今日の移植 12(S), 87-98, 1999
【抄録】骨髄移植にシクロスポリンMEPC(MEPC)を使用した症例経験を集積し,その効果と安全性を検討した。19施設で実施された試験の結果,評価解析対象患者は51例(血縁者間36,非血縁者間15)で,HLA-A,B,DRは全例で一致していた。51例のうち49例はMEPCの投与開始前にシクロスポリン(CYA)の注射剤が使用されおり,2例は骨髄移植の前日よりMEPCが投与された。移植後24週間の試験期間にMEPCの投与を中止した症例は21例で,中止・脱落理由は原疾患の再発およびその疑い9,副作用の発現4,偶発症の発現および転院各3,急性GVHDの増悪2例であった。51例全例で生着を認めた。血縁者間におけるgradeII以上急性GVHDの発症率は8/36(22.3%),gradeIII以上は1/36(2.8%),非血縁者間ではそれぞれ4/15(26.7%),1/15(6.7%)であった。慢性GVHDは51例中5例に認めたが,MEPCの増量またはステロイド剤の併用で消失した。有害事象のうちCYA(注射剤およびMEPC)との関連を否定しえなかったものは16例(31.4%)23件で,血圧上昇5,嘔気3,手指振戦3,脳症2,多毛2例などであった。臨床検査値異常変動は血清マグネシウムの低下19/42(45.2%),血清クレアチニン上昇19/51(37.3%),BUN上昇19/51(37.3%),LDH上昇7/51(13.7%),トリグリセリド上昇6/44例(13.6%)などであった。しかし,本試験中に認められた有害事象や臨床検査値異常はMEPCに特異的なものではなかった。以上より,MPECは各施設のCYA使用regimenにおいて,現行製剤と同様に使用することができると考えられた。
【文献No】SIMJ15608
 
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